オーガニックシャンプーは髪に良いとよく聞きますよね。
でも実際のところはどうなのでしょうか?オーガニックシャンプーのメリットデメリットについて詳しく調べていきます。
オーガニックシャンプーって??
そもそも「オーガニック」とは、化学肥料や農薬に頼らずに作り育てた農作物をさします(「オーガニック」を直訳すると「有機」の意味)。
オーガニックシャンプーを使用するメリットとしては主に次の点が挙げられます。
- 頭皮に優しい
- 自然の保湿力がある
- 髪の毛をキレイにする成分が含まれている
逆にちょっと気になる点としては次のことでしょうか。
- 価格が高い
- 洗浄力が弱い
- 植物アレルギーの人は使えない
「価格が高い」というのは、原料などの生産のために長い期間がかかったり手間がかかったりするために、希少性が高くなることが原因です。
「洗浄力が弱い」に関しては、敏感肌の方のために開発されているので、どうしても洗浄力が弱くなる傾向にあります。
そして「植物アレルギーの人は使えない」は、植物由来の成分を配合している製品の場合、アレルギー持ちの人が使用するとかぶれなどの症状を発症することがあります。
オーガニックシャンプーの注意点!
ここで注意したいのは、オーガニックシャンプーには明確な基準や定義がないということです。
つまり、オーガニックな植物成分が少しでも入っていれば、売る側は「オーガニックシャンプー」と宣伝することが出来ます。オーガニックと聞くと、なんだかよさそうと思ってしまいがちですが、きちんと配合成分などを確認しないとだめですね!
実は完全に“オーガニック”なシャンプーはこの世に存在せず、多少なりとも化学成分が含まれているのが実態なのです。
それではオーガニックシャンプーを選ぶ時、どの点を気をつけると良いのでしょうか?
オーガニックシャンプーの選び方
オーガニックシャンプーを選ぶ際、特に次のポイントを押さえることをおすすめします。
- 界面活性剤にアミノ酸系を使用
- 天然由来成分の配合率が高い
- 天然香料を使用している
「界面活性剤」とは、汚れを落とす働きをするものです。オーガニックシャンプーの場合、頭皮や肌の弱い方のために、基本的にはこのアミノ酸系を使用しているものが多いです。
ただ成分表示を見ても「アミノ酸」と記載はありませんので、下表を参考に「○○グルタミン酸」「○○グリシン」という表記が含まれていればアミノ酸と判断してください。
成分 | 特徴 | 洗浄力 | 低刺激性 |
グルタミン酸系 | 洗浄力・泡立ちは良くないが最も低刺激性。 | △ | ◎ |
アラニン系 | 適度な洗浄力と脱脂力で、しっとり感がある。 | ○ | ○ |
グリシン系 | 洗浄力と静菌力があり幅広く使用されている。 | ○ | ○ |