縮毛矯正の失敗・トラブル例とその原因、対処法

サラサラ髪

縮毛矯正は髪の状態を正しく見極め適切におこなわないと、失敗・トラブルの原因となります。
ここではよくある失敗例とその原因、対処方法についてまとめました。

失敗例を知っておけば、対処できるので、怖くないですよね!

不自然になってしまう原因と対処法

不自然な仕上がりにはいくつかのパターンがあります。
パターン別で詳しく解説いたします。

頭頂部がぺったんこになってしまう

縮毛矯正をした事で頭頂部のボリュームがなくなり、寂しい印象になってしまったという事例があります。
主に薄毛細毛の方に多いのですが、この原因はお客様の髪質を考えずにただクセを伸ばす事を目的とした縮毛矯正をかけてしまった事であると考えます。

対処法としては

  • ボリュームを落としたくない部分の根元数センチを外して縮毛矯正をする
  • ボリュームを落としすぎないナチュラルな縮毛矯正をおこなう

の2つの方法があり、お客様のクセや髪質を見てどちらの方法をとるか判断します。

前髪がパッツン、前髪が浮いてしまう

こちらの事例の原因は全体の長い毛髪部分と前髪の短い毛髪部分を同じように扱ってしまう事にあります。
長い部分と同じように短い前髪をアイロンワークしてしまうと直線的になりすぎてしまい、ツンツンとした仕上がりになってしまいます。

髪の根元折れ、前髪が割れてしまう

縮毛矯正をした後に根元がカクっと折れてしまう事があります。
この原因は縮毛矯正のお薬を根元ギリギリからつけすぎてしまうことにあります。

通常縮毛矯正は根元1センチ以上開けてお薬を塗布する必要があり、もしそれ以上近く塗布してしまった状態で毛穴の向きを考えずに施術をしてしまうと時間が経ち、根元が伸びてきた時に根元がカクっと折れてしまいます。

縮毛矯正がすぐにとれてしまう原因と対処法

縮毛矯正がすぐに取れてしまう原因は、かけた縮毛矯正が弱すぎることです。

髪の毛の負担を心配するあまり薬を弱く設定したり、アイロンの時間をいつもより短くしたりすると、クセが伸び切らず、時間が経過するにつれて縮毛矯正が取れていきます。

クセが伸びていないと最悪の場合やり直しになってしまい、髪に余計な負担がかかります。

縮毛矯正をかける上で中途半端な判断はNGです。
ダメージレスだけを意識せずに、クセを伸ばす為の強い薬剤選定、アイロンワークも時には必要です。