頭頂部の毛の一部がぴょこんと立ち上がる「アホ毛」。
漫画やアニメのキャラクターはアホ毛があるとかわいらしく見えますが、実際は整っていない、だらしないといった印象を受けるもの。リアルなアホ毛はできれば抑えたいところですよね。そこで今回は、「アホ毛ができる原因や対処法」を調べてみました。
アホ毛の意味と種類
アホ毛というのは、髪の表面に立ってしまっている短い毛や、うねりが出ている短い毛のこと。こうした髪はまとまりにくいため、パサついてボサっとした感じに見えやすくなります。見た目の美しさも半減し、セットもしづらくなってしまいます。
アホ毛には大きく3つの種類があります。
生えかけの髪の毛
成長している途中の短めの毛が立ってしまっているものです。
うねって生えてしまった髪の毛
毛穴に皮脂がつまることでうねって生えてしまっている毛です。
傷んでで切れてしまった髪の毛
カラーリングやパーマ、紫外線によって毛が傷み切れてしまっているものです。
アホ毛が出てしまう大きな原因とは?
1、髪や頭皮の乾燥
髪や頭皮が乾燥して水分がなくなると、静電気が起きやすくなって短い毛が立ち上がりやすくなります。
2、髪のダメージ
カラーリングやパーマ、紫外線などでダメージを受けた髪はキューティクルが剥(は)がれやすくなります。すると、髪表面がけば立ち、アホ毛が立ちやすくなるのです。
3、頭皮の老化や毛穴の皮脂詰まり
加齢とともに頭皮は弾力を失っていきます。それに連れ、真円だった毛根が楕円形になり、そこから生える毛にうねりが生じるようになります。
アホ毛を見つけたときの対処法
1、頭皮や髪に潤いを与える
頭皮や髪が乾燥するとアホ毛が立ちやすくなりますので、保湿ケアが重要になります。肌と頭皮はつながっていますので、肌が乾燥気味の人は頭皮も乾燥しやすい傾向にあります。
2、頭皮の毛穴づまりを解消する
頭皮の毛穴づまりも毛根を押しつぶし、アホ毛が立ちやすくなる原因。ですから、皮脂や汚れを取り除くオイルケアをしてみましょう。
3、髪を傷めない小まめなケア
アホ毛が出やすいのは、髪が傷んでハリやコシがない証拠なので、髪を傷めないように常に心がけることが大切です。
アホ毛の応急処置
(1)ワックスやスプレーで抑える
今出ているアホ毛をなんとかしたい場合は、ワックスやスプレーを使ってみましょう。
(2)ブローは根元からしっかり押さえるように乾かす
髪は濡れた状態だとくせがつきやすいです。アホ毛が気になる箇所は、ブローの際に根元を手で押さえながら乾かすようにすると、アホ毛が収まりやすくなります。
もう悩まなくてすむ!? アホ毛の予防対策
アホ毛が立たないようにするには、髪の土台である頭皮を改善することが大切です。頭皮が不健康だと髪が細くパサつきやすくなり、アホ毛もできやすくなります。頭皮環境を整え、ハリ・コシのある髪を育むためにも、まずは頭皮の血行促進を意識すべき。頭皮マッサージを行うなどして血行を促し、頭皮や髪に栄養を届けるようにしましょう。